デジタル大辞泉
「絞り」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
絞り【しぼり】
カメラのレンズを通過する光の量を調節する装置。レンズの中心を囲んで複数の羽根を操作し,円形またはそれに近い多角形の光を通す穴を連続的に変化させる。シャッターとともに光量調節上重要。また絞るほど被写界深度が深くなる。絞りの度合を表すのにF数を使用する。これはレンズの焦点距離を絞り穴の直径で割った値で,シャッタースピードが一定なら像面の明るさはF数の2乗に反比例する。ふつうカメラには光量が順に半分になるF=1.4,2,2.8,4,5.6,8,11,16,22,32等の数値を目盛ってある。
→関連項目カメラ|口径比
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絞り
レンズに入ってくる光の量を調節する機構。絞りによって調節される値を「絞り値(F値)」といい、絞り値が大きいほどレンズに入ってくる光の量が制限される。多くのデジタルカメラには、CCDが光を感知して、シャッタースピードと絞りを自動的に調整するAE機能が搭載されている。また、デジタルカメラによっては、絞り値を手動で設定し、設定した絞り値に合ったシャッタースピードをデジタルカメラが自動的に設定する「絞り優先モード」を搭載したものもある。
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絞り
しぼり
stop; diaphragm; aperture
レンズなどの光学系で,明るさを調節したり,収差の影響を補正するために,光束を制限する開口をいう。特に設ける場合もあれば,レンズの枠が絞りになっていることもある。多くのレンズ枠がある場合には,物点からみて最小のものが有効絞りとなる。有効絞りを物空間側にある光学系で結像したものを入射瞳,絞りより後方にある光学系で像空間側に結像したものを射出瞳という。このような絞り (開口絞り) のほかに,視野を制限するための視野絞りもある。
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絞り
撮影レンズのなかにあって、光量を加減する役目を持つ部分。多くの場合、何枚かの金属板を組み合わた「絞り羽根」を使うことで、光の通る開口部の面積を調節している。絞り値はこの穴の大きさを表す数値。数字が大きいほど開口面積は小さく、通過する光量は少なくなる。反対に、数字が小さいほど開口面積は大きく、通過する光量は大きくなる。
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