精選版 日本国語大辞典 「半分」の意味・読み・例文・類語
はん‐ぶん【半分】
〘名〙
① ふたつに分けた一方。二分の一。ふたつわけ。なかば。半。
※文華秀麗集(818)下・神泉苑九日落葉篇応製〈巨勢識人〉「半分紅兮半分黄」 〔白居易‐同夢得酬牛相公初到洛中小飲見贈詩〕
② 物事に、ある要素がなかば含まれていること。ある程度そういう状態であること。名詞の下に付けて、「面白半分」「からかい半分」「遊び半分」「冗談半分」などのようにも用いる。
※浮世草子・好色一代男(1682)六「御道中を見て、半分しんでぞ帰ける」
③ =はんぎょく(半玉)〔最新百科社会語辞典(1932)〕
はん‐わけ【半分】
〘名〙 半分ずつ分けること。半分わけ。やまわけ。
※人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)初「それ故仕事を半分(ハンワケ)に、しようと云ふも仏性」
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