デジタル大辞泉
「糞虫」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ふん‐ちゅう【糞虫】
〘名〙
糞壺(くそつぼ)・
糞溜(くそだめ)の中に生息する虫。くさった土に生じる虫。
うじむし。
※信心録(ヒイデスの導師)(1592)三「funchǔ
(フンチュウ)ニ ヒトシキ ニンゲン ニ
クラベ」 〔
菜根譚‐前〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
糞虫
ふんちゅう
dung beetle
鞘翅目コガネムシ科の昆虫のうち,哺乳類の糞を食物とするグループの総称。成虫,幼虫ともに糞食性で,成虫は幼虫を育てるために糞塊を運搬,貯蔵,加工するものが多く,その哺育習性は高度に発達しているものが少くない。雄は頭部と前胸に特異な角状突起をもつものが多く,色彩も華麗なものがある。日本には草食獣が少いので糞虫相は大陸に比べて貧弱であるが,ダイコクコガネ,ツノコガネ,エンマコガネ,マグソコガネなど数十種が知られている。またセンチコガネはコガネムシ科ではないが普通糞虫に含められる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報