簿(漢字)

普及版 字通 「簿(漢字)」の読み・字形・画数・意味

簿
常用漢字 19画

(旧字)
19画

[字音]
[字訓] ちょうめん・しるす

[字形] 形声
旧字はに作り、溥(ふ)声。(ふ)に薄小の意があり、竹札の薄小なるものを綴じて、簿書という。官簿はもと簿牒形式のもので、漢簡中に司馬遷のしるした官簿が残されている。

[訓義]
1. ちょうめん、とじぶみ。
2. しるす、しらべる。
3. 手版、官簿、戸籍閲歴
4. 鹵簿行列
5. かいこのす、蚕簿、えびら。
6. 薄と通じ、せまる。

[古辞書の訓]
名義抄 フダ・エビラ・ウスラグ・セマル 〔字鏡集〕 フダ・エラル・エビラ・エラブ・セマル

[熟語]
簿記・簿形・簿最・簿冊・簿子・簿書・簿書簿鈔・簿状・簿籍簿曹・簿帳・簿牒簿閥簿吏・簿領・簿歴・簿録
[下接語]
記簿・勲簿・計簿・原簿・戸簿・功簿・貲簿・主簿・租簿・帳簿・班簿・兵簿・名簿・鹵簿

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android