簾台(読み)レンダイ

デジタル大辞泉 「簾台」の意味・読み・例文・類語

れん‐だい【×簾台】

前方御簾みすを垂らした一段高い座敷
貴人他行のとき、または婚礼の際に床飾りに用いた衝立ついたて

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簾台」の意味・読み・例文・類語

れん‐だい【簾台】

〘名〙
長押(なげし)のない場所御簾(みす)をかける時に用いる衝立(ついたて)のようなもの。
西宮記(969頃)一「木工立簾台
② 貴人の訪問や婚礼の時などに床飾り用として置かれる衝立。
③ 一段高く構え、前に御簾をかけるようにした座敷。
随筆貞丈雑記(1784頃)一四「れん台と云は今の世に上段と云座敷也。一段高くして前に御簾を懸る御簾台と云也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android