筑紫明朝(読み)つくしみんちょう

知恵蔵mini 「筑紫明朝」の解説

筑紫明朝

フォントワークス株式会社の書体デザイナー藤田重信が考案した明朝体フォントシリーズの一つ。活字印刷によるインクの溜まりや滲みを表現したような独特の雰囲気をもつ。藤田が生まれ育った九州にちなみ名づけられ、2004年に発表された。以降、『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社)や『六月の夜と昼のあわいに』(恩田陸著、朝日新聞出版)など多数の話題作のカバーに使われるなど、人気書体となっている。

(2017-5-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android