竹本政太夫(3代)(読み)たけもと・まさたゆう

朝日日本歴史人物事典 「竹本政太夫(3代)」の解説

竹本政太夫(3代)

没年:文化8.7.14(1811.9.1)
生年享保17(1732)
江戸中・後期,義太夫節太夫通称播磨屋利兵衛。俗に塩町の政太夫。2代目政太夫の門人で,竹本中太夫を経て,師の没後明和4(1767)年3代目を襲名。晩年播磨太夫を名乗る。大坂,江戸で人気があったが,師の存命中に江戸で政太夫を名乗って紛糾したり,寛政4(1792)年に播磨大掾を名乗るが2興行で差し止められたり,とかく話題の多かった人物

(桜井弘)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹本政太夫(3代)」の解説

竹本政太夫(3代) たけもと-まさたゆう

1732-1811 江戸時代中期-後期の浄瑠璃(じょうるり)太夫。
享保(きょうほう)17年生まれ。義太夫節。2代の弟子で,前名は中太夫。師の没後,初代竹本土佐太夫,初代竹本染太夫と政太夫の名跡をあらそい,明和4年大坂の竹本座に出演して正式に襲名した。のち播磨太夫(はりまだゆう)を名のった。文化8年7月14日死去。80歳。通称は播磨屋利兵衛,塩町の政太夫。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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