精選版 日本国語大辞典 「立込・立籠」の意味・読み・例文・類語
たち‐こ・める【立込・立籠】
[2] 〘他マ下一〙 たちこ・む 〘他マ下二〙 立ちふさがりとじこめる。とり囲む。また、霧、煙などが満ち、つつみ込む。
※蜻蛉(974頃)下「霞にたちこめられて、筆のたちどんしられねば」
たち‐こ・む【立込・立籠】
[1] 〘自マ四〙 (「たち」は接頭語) 人または馬、車などが多くはいり込む。混雑する。たてこむ。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「けだものは、やうかいをふせたらんやうに、おなじうへにたちこみたるに、わけ入て」
[2] 〘自他マ下二〙 ⇒たちこめる(立込)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報