立沢新田村(読み)たつざわしんでんむら

日本歴史地名大系 「立沢新田村」の解説

立沢新田村
たつざわしんでんむら

[現在地名]富士見町立沢

八ヶ岳連峰西にし岳の西麓、標高一〇六〇―一二〇〇メートルの高地にある。乙事おつこと村の北方で、立場たてば川(釜無かまなし川の上流)に沿い、集落甲州道(善光寺道)が通じ、東北部を武田信玄うえぼう道が通っている。

「諏訪郡諸村旧蹟年代記」には「慶長十四年 立沢新田元稗之底村より引ル草分植松弥五右エ門此屋敷添ヘ山之神ヲ祭ル氏神とす今産土神也」と記されている。享保一八年(一七三三)書上の諏方藩一村限村地図(長野県庁蔵)には「家数百三拾六軒 寺一ケ所 高四百拾五石八斗五升七勺」とあり、高冷地に位置しながら大きい新田村を形成している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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