穂積町(読み)ほづみちよう

日本歴史地名大系 「穂積町」の解説

穂積町
ほづみちよう

面積:一六・四〇平方キロ

本巣郡の最南端に位置し、北は北方きたがた町・真正しんせい町、東は長良川・天王てんのう川を隔て岐阜市、南は安八あんぱち墨俣すのまた町・安八町、西は長良川支流さい川を隔て巣南すなみ町に接する。長良川・揖斐いび川に挟まれ、北部は標高一〇メートル、南部は五メートル余の低湿地。糸貫いとぬき川が北東部を南東流し、長良川に合流する。またなか川・五六ごろく川・犀川が南流し、当町南端で長良川に合流する。このうち糸貫川・犀川は根尾ねお川古流で、自然堤防(微高地)が発達し、それら微高地に集落が形成された。これらの河川は洪水の度に逆流してあふれだし、水害をもたらした。交通は岐阜市・大垣市に通じるJR東海道本線が中央部を東西に横断し、穂積駅がある。その南を国道二一号が並走する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報