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穂積以貫(読み)ほづみ いかん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「穂積以貫」の解説

穂積以貫 ほづみ-いかん

1692-1769 江戸時代中期の儒者
元禄(げんろく)5年生まれ。近松半二の父。伊藤東涯(とうがい)に古義学をまなび,和算,韻学にも精通する。のち大坂で塾をひらく。竹本座に関係し,近松門左衛門親交をむすんだ。明和6年8月21日死去。78歳。播磨(はりま)(兵庫県)出身。通称は伊助。号は能改斎。名は「これつら」ともよむ。著作に「経学要字箋」など。

穂積以貫 ほづみ-これつら

ほづみ-いかん

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「穂積以貫」の意味・わかりやすい解説

穂積以貫
ほづみいかん

[生]元禄5(1692).大坂
[没]明和6(1769).大坂
江戸時代中期の儒者。通称,伊助。号,能改斎。伊藤東涯門下で,大坂に塾を開いた。浄瑠璃作者近松半二の父。近松門左衛門と親交をもち,浄瑠璃評注『難波土産 (なにわみやげ) 』を著わした。

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世界大百科事典(旧版)内の穂積以貫の言及

【近松半二】より

…本名穂積成章(季昌かとの説もある)。父は伊藤東涯の門人穂積以貫(これつら)。父以貫は儒者ながら大坂の竹本座の文芸顧問をつとめたこともあり,近松門左衛門と親交深く,浄瑠璃評注釈《難波土産》(1738)所載の近松の芸術論(いわゆる〈虚実皮膜(ひにく)の論〉)も以貫の聞書きとされている。…

※「穂積以貫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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