福沢諭吉旧宅(読み)ふくざわゆきちきゆうたく

日本歴史地名大系 「福沢諭吉旧宅」の解説

福沢諭吉旧宅
ふくざわゆきちきゆうたく

[現在地名]中津市中津 留守居

中津城下の北東部の武家屋敷の中に残る。福沢諭吉は天保五年(一八三四)一二月一二日、大坂堂島どうじま(現大阪市北区)の中津藩蔵屋敷で生れた。父百助は御廻米方大坂在番中に諭吉が三歳のとき、四六歳で大坂において病死した。中小姓格一三石二人扶持で、帆足万里に学び、堀河学に心酔していたという学者肌の人であった。母の順は同藩一五石二人扶持の学者橋本浜右衛門の長女。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android