福崎町(読み)ふくさきちよう

日本歴史地名大系 「福崎町」の解説

福崎町
ふくさきちよう

面積:四五・八二平方キロ

神崎郡の南部に位置し、南は姫路市・香寺こうでら町、東は加西市、北は市川いちかわ町、西は飾磨しかま夢前ゆめさき町と接する。町域中央部を市川が南流し、両岸沖積低地河岸段丘が広がる。南北に国道三一二号・播但連絡道路やJR播但線が通り、東西に中国自動車道・県道三木山崎やまさき線などが通る。町域は江戸時代には市川を境に神東じんとう郡と神西じんさい郡に分れており、一貫して姫路藩領であった。明治二二年(一八八九)神東郡田原たわら村・八千種やちくさ村と神西郡福崎村が成立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「福崎町」の意味・わかりやすい解説

福崎〔町〕
ふくさき

兵庫県中南部,市川中流域にある町。加西市の西に接する。 1925年町制。 56年田原,八千種の2村と合体。中心集落の福崎は生野街道 (国道 312号線) と三木-山崎間の県道の交点にあたる交通の要地で,農産物集散地として発達。多角経営の農業地域であったが,73年の播但連絡道路開通,74年の中国縦貫自動車道のインターチェンジ設置を機に西部の丘陵地に電機,印刷,鉄工などの工場を擁する工業団地が建設され工業化した。北部の七種山麓の七種滝は名瀑。市川に沿って JR播但線が通る。面積 45.79km2。人口 1万9377(2020)。

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