知恵袋(読み)ちえぶくろ

精選版 日本国語大辞典 「知恵袋」の意味・読み・例文・類語

ちえ‐ぶくろ チヱ‥【知恵袋】

〘名〙
知恵のすべてがはいっていると想像する袋。転じて、知恵の総量。ありったけの知恵。
浮世草子・新色五巻書(1698)三「惣十郎知恵袋(チヱブクロ)の口を切て其身観音となり」
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)八「知恵帒(チヱブクロ)揚底なれば、はたき仕舞し栗毛の趣向拠なく」
② その部内で特に知恵あるもの。知恵者
※浮世草子・世間胸算用(1692)四「まして日本智恵(チヱ)ふくろは、世俗にかしこく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「知恵袋」の意味・読み・例文・類語

ちえ‐ぶくろ〔チヱ‐〕【知恵袋】

知恵のすべてが入っているという袋。転じて、ありったけの知恵。「知恵袋を絞る」
仲間の内でいちばん知恵のある人。「わが党の知恵袋
[類語]知識人インテリインテリゲンチア知識階級文化人有識者識者知者物知り生き字引

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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