真木・槇・柀(読み)まき

精選版 日本国語大辞典 「真木・槇・柀」の意味・読み・例文・類語

ま‐き【真木・槇・柀】

〘名〙 (「ま」は接頭語)
① (すぐれた木の意) 杉や檜などの木の称。
古事記(712)中「我が御魂を船の上に坐(ま)せて、真木(まき)の灰を瓠(ひさご)に納(い)れ」
源氏(1001‐14頃)真木柱「今はとて宿離(か)れぬとも馴れきつるまきの柱は我を忘るな」
書紀(720)神代上(兼方本訓)「又、胸の毛を抜き散つ。是れ、檜(ひのき)に成る。尻の毛は是れ、柀(マキ)に成る」

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