相言(読み)あいこと

精選版 日本国語大辞典 「相言」の意味・読み・例文・類語

あい‐こと あひ‥【相言】

〘名〙
甲陽軍鑑(17C初)品四二「一つあひこと、夜々に替(かはる)事」
応答返事
和訓栞(1777‐1862)「あひことば〈略〉返答するをあひことといふも同意なるべし」

あい‐い・う あひいふ【相言】

〘自ハ四〙 (「あい」は接頭語) 互いに語る。ことばを交す。ことばでむつみ合う。男女が恋を語り合う。
古事記(712)下「吾は、汝命(いましみこと)の若し墨江中王と同じ心ならむかと疑ひつ。故(かれ)、相言(あひいは)じ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報