あい
① 呼ばれたときに
返事をしたり、
同意を表わしたりすることば。
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)四「
呉三桂(ごさんけい)、呉三桂
(ごさんけい)とめさるる御声おとなしく、雪のみやまに
うぐひすのはつねを聞きし思ひにて、あひ、あひ、あひ、とかうべをさげ」
② 何か
行動に移ろうとするときなどに、
相手に
注意を促したり、
挨拶のことばの上に軽く添えたりして用いる語。
あい
〘終助〙
文末について、注意をうながしたり、念を押したりするのに用いる。
※ロドリゲス
日本大文典(1604‐08)「タソ イルカ ai
(アイ)」
[
補注]「ロドリゲス日本大文典」「コリャード日本文典」の
説明では、「よ」「や」「やい」などと
同類で、
身分の高いものが低い者と話すときに用いるものとする。
あい
※
随筆・
烹雑の記(1811)前「
佐渡の
方言に〈略〉北は正丑
(まうし)より吹をあひ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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