盤若野砂防林(読み)はんにやのさぼうりん

日本歴史地名大系 「盤若野砂防林」の解説

盤若野砂防林
はんにやのさぼうりん

[現在地名]能代市盤若町・末広町・景林町・松美町・萩の台

能代町の西部一帯の砂防林。寛政一一年(一七九九)の屋敷願諸書留(柳谷家文書)唐船からふね番所下から住吉すみよし社辺りまでを「般若野」と称したとある。しかし渡辺(越後屋)太郎右衛門の砂留一件書類には後谷地うしろやち大森おおもり下浜しもはままでとしたり、清助せいすけ町辺りまでを含める表現もあり、厳密に地域を限定しえない。

天保九年(一八三八)の後谷地砂留一件(渡辺家文書)に「当時之盤若町辺ハ久右衛門一分ニ正徳三年より享保年中迄普請仕、右入目銭三百貫文余、久右衛門より出銭仕候」とある。また砂留理由書(村井家文書)には享保九年(一七二四)

<資料は省略されています>

と願い出て許されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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