断簡(読み)だんかん

精選版 日本国語大辞典 「断簡」の意味・読み・例文・類語

だん‐かん【断簡】

〘名〙 切れ切れになった書きもの。切れて不完全な文書。また、文書の切れはし。
※宗祇畳字百韻「帰るならひの春の周章 これならで断簡もなき世を捨て」 〔李紳‐南梁行〕

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デジタル大辞泉 「断簡」の意味・読み・例文・類語

だん‐かん【断簡】

きれぎれになって残っている文書・書簡。文書の切れはし。「断簡零墨」
[類語]欠本端本零本

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普及版 字通 「断簡」の読み・字形・画数・意味

【断簡】だんかん

文書の断片。唐・李紳〔南梁行〕詩 思感、卻(かへ)つて昏 霜鬢(さうびん)愁吟、曉に到る 故篋(こけふ)、深くして斷を開き 秋堂、(あ)けて題を掩(おほ)ふ

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