皎(漢字)

普及版 字通 「皎(漢字)」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] コウ(カウ)・キョウ(ケウ)
[字訓] あきらか・しろい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(交)(こう)。〔説文〕七下に「の白きなり」という。〔詩、陳風、月出〕に「出でて皎たり」とみえる。〔玉〕に「皎は亦た(けう)なり」とするが、は日光についていい、〔詩、王風、大車〕「日の如きあり」とは、誓約のときの常語である。皎はまた(皓)に作る。

[訓義]
1. あきらか、月の光。また日の光にもいう。
2. しろい、きよらか。
3. と通じ、色の抜けたような白さをいう。

[古辞書の訓]
名義抄〕皎 アキラカナリ・アキラケシ・ヒカリ・ツキノヒカリ・ヤハラグ・サヤカナリ・テル・キヨシ

[語系]
皎・ky畳韻hu、hhkなども声義近く、みな清白の意をもつ語。

[熟語]
皎鏡皎潔皎月皎皎皎察皎日皎如皎晶皎然・皎爽・皎澄・皎・皎
[下接語]
皎・月皎・珠皎・晶皎・精皎・素皎・霜皎・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報