白藍(読み)シロアイ

デジタル大辞泉 「白藍」の意味・読み・例文・類語

しろ‐あい〔‐あゐ〕【白藍】

薄い藍色。しらあい。
インジゴ亜鉛末で還元して得られる白色粉末空気にさらすと酸化して藍色に発色する。藍染めに用いる。はくらん。

はく‐らん【白藍】

ハクサイ白菜)とキャベツ甘藍かんらん)との種間雑種として作り出された野菜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白藍」の意味・読み・例文・類語

しろ‐あい ‥あゐ【白藍】

〘名〙 インジゴをアルカリ性で還元して得られる白色粉末。インジゴは水に溶けないので、白藍を水に溶かして繊維を染め(建染)、空気に触れさせると酸化して再びインジゴとなるため青色に発色する。

はく‐らん【白藍】

〘名〙 インジゴを還元して得られる白色の粉末。アルカリに溶けて黄色に変わる。木綿羊毛を浸して空気中にさらし酸化させると藍染めになる。しろあい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

色名がわかる辞典 「白藍」の解説

しらあい【白藍】

色名の一つ。ごく薄い藍染の色で、淡い水色のこと。『延喜式えんぎしき』に記述がある染色の名。系統の色としてもっとも薄い色に属する。近い色の顔料に藍白あいじろがある。また、青色染料のインジゴ漂白などにも使うハイドロサルファイトで還元して得られる白い粉末のこともいう。その粉末を溶かした液体布地を浸したのち、空気にふれると酸化して藍色になる。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「白藍」の解説

白藍 (ハクラン)

学名Brassica ×napus
植物。アブラナ科園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android