白嶽(読み)しらたけ

日本歴史地名大系 「白嶽」の解説

白嶽
しらたけ

美津島町の南西部、厳原いづはら町境近くにそびえる山。標高五一九メートル。「津島紀略」に白岳ともみえる。島内有数の霊山として崇敬され、白嶽修験ともいうべき固有の信仰があった。山頂部に白岳神社が祀られ、山麓洲藻すもでは白岳参詣講(白嶽講)がある。千古の昔から斧鉞を入れないという白嶽原生林(国指定天然記念物)が保存され、温帯系植物と暖帯系植物の混合林が特徴で、下部にスダシイ、イスノキなどの林、イヌガシネズミモチなどの低木類があり、上部はアカガシ林が発達、約九〇種の植物名が知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「白嶽」の解説

しらたけ【白嶽】

長崎日本酒。酒名は、霊山として崇められてきた「白嶽」に由来大吟醸酒吟醸酒普通酒がある。主力の普通酒はやや甘口の味わい。原料米は山田錦など。仕込み水は鶏鳴の森の伏流水蔵元の「河内酒造」は大正8年(1919)創業。所在地は対馬市美津島町鶏知甲。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「白嶽」の解説

白嶽(しらたけ)

長崎県、河内酒造合名会社の製造する日本酒。大吟醸酒、純米酒などがある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android