白下(読み)シロシタ

デジタル大辞泉 「白下」の意味・読み・例文・類語

しろ‐した【白下】

白砂糖下地の意》サトウキビを煮詰めてできた、砂糖結晶糖蜜のまざった半流動物。精製を繰り返して和三盆などに加工

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精選版 日本国語大辞典 「白下」の意味・読み・例文・類語

しろ‐した【白下】

〘名〙 小さな結晶粒子のまざった黄褐色の半流動または半固形状の砂糖。沖縄鹿児島四国などに産し、和三盆(わさんぼん)原料にする。
滑稽本八笑人(1820‐49)五「餠づくしで爰まで来て、出島と白下(シロシタ)で喰めへとおもふから」

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世界大百科事典(旧版)内の白下の言及

【南京】より

…今の南京市の名は明初に始まる。また金陵,江寧,白下などの別称も多い。日本での通称〈ナンキン〉は南方方言音が,長崎などを経由して入り広まったものである。…

※「白下」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」