ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「病源候論」の意味・わかりやすい解説 病源候論びょうげんこうろん 正しくは『諸病源候論』。中国古代医学の唯一の病理専門書。著者は隋の太医博士巣元方で,大業6 (610) 年に完成したといわれる。本書は『外台秘要』『医心方』など,後世の本にもしばしば引用されている。現行の流布本は明以後のもので,後人の手が入って脱文も多く,上記の引用文と比較するとかなりの異同がみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報