流布本(読み)るふぼん

精選版 日本国語大辞典 「流布本」の意味・読み・例文・類語

るふ‐ぼん【流布本】

〘名〙 同一の原本から生まれた諸本の中で、もっとも広く世に行なわれている本。
※るしへる(1918)〈芥川龍之介〉一「悪魔起源を論じた一章であるが、流布本(ルフボン)のそれに比して、予の蔵本では内容が遙に多い」

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デジタル大辞泉 「流布本」の意味・読み・例文・類語

るふ‐ぼん【流布本】

同一の原本から出た諸本のうちで、最も広く一般に普及している本。通行本
[類語]異本写本類書海賊版底本原本原典原書テキストオリジナル原作出典典拠種本抄本校本定本

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