田畑 喜八(3代目)(読み)タバタ キハチ

20世紀日本人名事典 「田畑 喜八(3代目)」の解説

田畑 喜八(3代目)
タバタ キハチ

明治〜昭和期の染織家



生年
明治10(1877)年8月16日

没年
昭和31(1956)年12月25日

出生地
京都府京都市

旧姓(旧名)
田畑 貴之助

学歴〔年〕
京都府画学校中退

経歴
11歳の時から父2代目喜八について友禅の技術を学び、14歳で京都四条派の幸野楳嶺に、ついで竹内栖鳳に師事し、友禅意匠の基礎である日本画を学ぶ。明治31年家業の手描友禅染を継ぎ、第3回内国勧業博覧会で銀賞を受ける。また下絵等を手がけ後進の指導をし、日本工芸会の発足に尽力した。昭和21年長男に家督を譲る。30年重要無形文化財保持者に認定された。また古代裂(ぎれ)を収集、“田畑コレクション”を遺した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報