田代遺跡(読み)たしろいせき

日本歴史地名大系 「田代遺跡」の解説

田代遺跡
たしろいせき

[現在地名]九戸村江刺家 田代

国道三四〇号の両側に位置。折爪おりづめ岳などの山地から東に広がる裾野丘陵には、東流する沢によって東西に延びる尾根と谷が形成され、その尾根上にある。標高二六一メートル。発掘調査は昭和三一年(一九五六)に円筒土器研究のため、同五五年には東北自動車道八戸線建設に伴って行われた。同五五年の調査によって検出された遺構は縄文期竪穴住居跡一八棟、奈良期住居跡一棟、縄文期石囲炉三一基、地床炉九基、土坑二基。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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