生大根・埋大根(読み)いけだいこん

精選版 日本国語大辞典 「生大根・埋大根」の意味・読み・例文・類語

いけ‐だいこん【生大根・埋大根】

〘名〙 (「いけ」は生かす、埋める意の「いける」から)
① 畑から引き抜いたままの大根地中に深くうずめて、翌年の春まで貯蔵し、食用とするもの。いけだいこ。《季・冬》
※俳諧・笈日記(1695)中「寒菊の隣もありやいけ大根〈許六〉」
② 大根の栽培品種で、根が地上に出ないで、深く地中に隠れているもの。二、三月頃に収穫する。かつて京都付近で多く栽培された。《季・春》
※俳諧・骨書(1787)下「かくれ家や花咲かかるいけ大根〈鶴市〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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