甚句・甚九(読み)じんく

精選版 日本国語大辞典 「甚句・甚九」の意味・読み・例文・類語

じん‐く【甚句・甚九】

〘名〙 民謡一種。主に、七・七・七・五の四句形式で、旋律地方によって違う。江戸時代の末ごろから流行した。秋田甚句・越後甚句・米山甚句両津甚句相撲甚句などのほか酒盛唄、盆踊唄に広く用いられている。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)四「しかしまんだ、わしがじんくを、旦那がたへきかせたい」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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