甘草子(読み)かんぞうご

精選版 日本国語大辞典 「甘草子」の意味・読み・例文・類語

かんぞう‐ご カンザウ‥【甘草子】

〘名〙 (「甘草」のように甘く大切にしている子の意から) 親が特にかわいがっている子。秘蔵っ子。かんぞこ。
浮世草子世間娘容気(1717)三「聞(きか)ぬは親の育(そだて)からあまやかした甘草子(カンザウゴ)

かんぞ‐こ【甘草子】

浄瑠璃鶊山姫捨松(1740)三「たった一人のかんぞ子が、難儀にあふを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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