世間娘容気(読み)せけんむすめかたぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世間娘容気」の意味・わかりやすい解説

世間娘容気
せけんむすめかたぎ

浮世草子江島其磧作。6巻。享保2 (1717) 年刊気質 (かたぎ) 物の一つ。驕,悪性悋気 (りんき) など当代の娘の気質を 16章で描く短編小説集。『世間子息気質 (むすこかたぎ) 』の追加として書かれたもので,ともに井原西鶴の『本朝二十不孝』 (1686) の影響を受けた作。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android