琉球列島高等弁務官

山川 日本史小辞典 改訂新版 「琉球列島高等弁務官」の解説

琉球列島高等弁務官
りゅうきゅうれっとうこうとうべんむかん

アメリカ統治下の沖縄における米国民政府長官。1957年(昭和32)6月,大統領行政命令により従来の民政府副長官にかわる施政権者として現役軍人が就任した。布告布令を公布し,琉球政府の三権を統轄し,立法院に対する拒否権公務員罷免権など,沖縄の帝王とよばれるほど絶大な権力ふるい,米軍支配の象徴的存在であった。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android