王銘銘(読み)おうめいめい

百科事典マイペディア 「王銘銘」の意味・わかりやすい解説

王銘銘【おうめいめい】

中国の人類学者。福建省泉州の出身。1981年,厦門大学人類学系に入学,87年からロンドン大学アジアアフリカ学院(SOAS)に学び学位を取得。台湾中央研究院,シカゴ大学の客員教授をへて,北京大学教授。福建省と台湾の社会人類学的な村落調査からはじめ,西欧の近代化理論とは異なる多元的な歴史観とコミュニティ研究の方法を提唱。理論的探究にもすぐれ,中国人類学,民族学の新しい潮流として国際的にも高く評価されている。主著に《村落から見た文化と権力》。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android