精選版 日本国語大辞典 「物好・物数奇」の意味・読み・例文・類語
もの‐ずき【物好・物数奇】
〘名〙 (形動)
② 好み。趣味。
※虎寛本狂言・棒縛(室町末‐近世初)「夫はそなたの物好が能らう」
※文づかひ(1891)〈森鴎外〉「いやしき物好にもあらず、いろなる心にもあらねど」
④ 普通と違った物事を好むこと。風変わりなものを好むこと。好事(こうず)。また、そのような人やさま。
※俳諧・都曲(1690)上「物好(スキ)や匂はぬ草にとまる蝶〈芭蕉〉」
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