精選版 日本国語大辞典 「片下」の意味・読み・例文・類語
かた‐おろし【片下】
〘名〙
※古事記(712)下「王(おほきみ)を 島に放(はぶ)らば 船余り い帰り来むぞ 我が畳ゆめ 言(こと)をこそ 畳と言はめ 群が妻はゆめ、とうたひたまひき。此の歌は夷振(ひなぶり)の片下(かたおろし)ぞ」
③ 馬術で、差縄を片口にとって、おろし足に馬をあゆませること。
※鹿足之次第(1477)「片おろしに行と云は、皆片口ゆへの事なるべし」
かた‐さがり【片下】
〘名〙
① 一方の下がっていること。かたおち。
② 特に、着た衣服の一方の裾が下がっていること。
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