普及版 字通 「燦(漢字)」の読み・字形・画数・意味
燦
人名用漢字 17画
[字訓] あきらか・かがやく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は粲(さん)。粲は精米。その白く鮮麗の意をとり、燦爛としてかがやくことをいう。〔説文新附〕十上に「燦爛、(めいじやう)なる皃なり」とみえる。〔詩、唐風、生〕は悼亡の詩で、「角枕、粲たり 錦衾、爛たり」と死者の装いを歌うが、粲は燦の初文。のち燦の字を用いる。
[訓義]
1. あきらか、あざやか。
2. かがやく、きらびやか。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕燦 カカヤク
[語系]
燦・粲・tsanは同声。みな白く鮮やかな意があり、粲の声義を承ける。鮮sianも声義に通ずるところがある。
[熟語]
燦▶・燦煥▶・燦燦▶・燦然▶・燦爛▶・燦亮▶
[下接語]
霞燦・煥燦・光燦・星燦・閃燦・明燦
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報