鮮麗(読み)せんれい

精選版 日本国語大辞典 「鮮麗」の意味・読み・例文・類語

せん‐れい【鮮麗】

〘名〙 (形動) あざやかでうるわしいこと。また、そのさま。
実隆公記‐享祿五年(1532)二月二〇日「鯉魚鮮麗之間、令進上禁裏了」
※土(1910)〈長塚節〉一五「日は全力を傾注して驚くべき荘厳で且つ鮮麗な光を放射せしめた」 〔南史‐謝霊運伝〕

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デジタル大辞泉 「鮮麗」の意味・読み・例文・類語

せん‐れい【鮮麗】

[名・形動]あざやかできれいなこと。また、そのさま。
ちさい弁当箱に入った―な鯛のおつくりなどを」〈近松秋江・青草〉
[類語]綺麗美しい美美びびしいきらやか鮮やか美麗華麗華美流麗壮麗清麗優美美的身綺麗麗しい見目好い見目麗しい端正端麗秀麗佳麗艶美艶麗あでやか妖麗豊麗妖美見好い小綺麗美妙典麗ビューティフルピトレスクピクチャレスクラブリービューティープリティー楚楚そそ清楚せいそ瀟洒しょうしゃあか抜けこざっぱり洒落しゃれ小洒落こじゃれスマートシックドレッシー純美玲瓏れいろう着映えきらびやか洒落しゃれ薄皮のけたよう

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普及版 字通 「鮮麗」の読み・字形・画数・意味

【鮮麗】せんれい

あざやかで美しい。〔北史、隋文帝紀〕(開皇七年冬十月)癸州に幸し、寅、老を宴す。上(しやう)を極めて曰く、此の人物、衣鮮麗、容止閑、良(まこと)に仕官、陶染して俗をすに由るなりと。

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