熊倉新田村(読み)くまくらしんでんむら

日本歴史地名大系 「熊倉新田村」の解説

熊倉新田村
くまくらしんでんむら

[現在地名]信濃町大字柏原かしわばら

柏原村の中央部、柏原宿西方の柏原村の枝郷。宝永八年(一七一一)の柏原村往来諸事覚によると、寛文一〇年(一六七〇)に開発されたと伝えられる。同年一〇月の検地帳(「中村家文書」県立長野図書館蔵)が現存し、開発当初の新田高は三〇石八斗八升四合、その大半二九石八斗四合は畑であり、しかも下々畑であった。延宝八年(一六八〇)の飯山領検地では六五石余(「延宝八年熊倉新田検地帳」中村家文書)となり、文政五年(一八二二)には九五石に増加した(「文政五年熊倉明細帳」信濃町誌)

熊倉新田村
くまぐらしんでんむら

[現在地名]西郷村熊倉

南東流する阿武隈川南岸にあり、南東はよね村、北西熊倉村。初め会津領、寛永四年(一六二七)白河藩領、慶応二年(一八六六)以後幕府領。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録には村名がみえず、これ以降の開発と思われる。慶安三年(一六五〇)本多忠義による検地の高五九石余(白河古領村郷高帳)。文化年間(一八〇四―一八)の白河郡内二万石分村高(福島県史)では高五九石余・免二ツ。同じ頃の家数一六(白河風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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