デジタル大辞泉
「無縁法界」の意味・読み・例文・類語
むえん‐ほうかい〔‐ホフカイ〕【無縁法界】
1 仏語。法界のすべて。無差別平等の世界。
2 縁もゆかりもないこと。また、その人。
「―の客に身をまかすをもって」〈浮・禁短気・五〉
3 でたらめ。
「帳付けにそのまま―を書くなよと」〈浄・手習鑑〉
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むえん‐ほうかい ‥ホフカイ【無縁法界】
〘名〙
① 仏語。法界の一切。無差別平等の一切をこめていった言葉。
② 縁もゆかりもないこと。また、その人。あるいは弔う
親族のない
亡者。
※
浮世草子・
傾城禁短気(1711)五「三界を経廻り、無縁法界
(ムヱンホウカイ)の客に身を委すを以て
流女といへり」
③ (形動) でたらめ。めちゃくちゃ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報