デジタル大辞泉
「漆桶」の意味・読み・例文・類語
しっ‐つう【漆×桶】
《うるしを入れたおけの意》真っ黒で何も見分けがつかないように、仏法について何もわからない僧。また、その原因である煩悩や妄執をさす。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しっ‐つう【漆桶】
〘名〙 (「
つう」は「桶」の
仏家で多く用いる
慣用音。
呉音の「つ」のなまったもの) うるしを入れるおけ。まっくらでなにもわからないことや、また、仏法についてなにもわからない僧、または
妄想・
執着のたとえ。「漆桶を打破する」などの形で、
邪見・妄執の
状態を脱する意に用いる。しっとう。
うるし‐おけ ‥をけ【漆桶】
〘名〙 漆塗りに用いる桶。
※
ささめごと(1463‐64頃)上「人の心をばうるしおけにたとへ侍り」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「漆桶」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報