源冷(読み)みなもとの すずし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「源冷」の解説

源冷 みなもとの-すずし

835-890 平安時代前期の公卿(くぎょう)。
承和(じょうわ)2年生まれ。仁明(にんみょう)天皇皇子臣籍にはいり,源姓をあたえられる。元慶(がんぎょう)6年(882)参議となり,宮内卿,左衛門督(さえもんのかみ)などをかねた。従三位。寛平(かんぴょう)2年2月25日死去。56歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「源冷」の解説

源冷

没年:寛平2.2.25(890.3.19)
生年:承和2(835)
平安前期の公卿。従三位。仁明天皇皇子で母は不詳。源朝臣の氏姓を賜り臣籍に下る。嘉祥1(848)年,義兄本康親王と共に清涼殿元服。元慶6(882)年48歳で参議となり,9年務めた。

(朧谷寿)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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