清戸横穴群(読み)きよとさくよこあなぐん

日本歴史地名大系 「清戸横穴群」の解説

清戸横穴群
きよとさくよこあなぐん

[現在地名]双葉町新山 清戸

阿武隈高地東縁から半島状に東延した丘陵斜面に立地する。相双丘陵地とよばれるこれらの丘陵は第三紀凝灰岩を基盤とするため、横穴墓を営む条件に恵まれている。七世紀に造営が盛んに行われ、上限は六世紀末までさかのぼると考えられる。昭和四三年(一九六八)学校建設に伴い調査され、五三基の横穴墓が明らかとなり、未掘の横穴墓を加えると二〇〇基以上になることが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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