深泥(読み)しんでい

精選版 日本国語大辞典 「深泥」の意味・読み・例文・類語

しん‐でい【深泥】

〘名〙 (「じんでい」とも)
① どろが深いこと。また、どろ深いところ。深いぬかるみ。
※玉葉‐文治二年(1186)三月一六日「今夜其所為門外、隔大路之上依深泥密々相議乗車」
太平記(14C後)三九「玉趾を深泥(シンデイ)湿土の黯(くろめる)に汚れさせ給ひ」 〔周礼考工記・輪人〕
② (「泥」は中国の南海にすむという骨のない虫の意ともいう) したたか酒に酔うこと。泥酔すること。深酔い。
言継卿記‐天文一三年(1544)三月一日「御祝之後、於大所一盞有之、〈略〉。深泥之間不退出、番衆所に祗候候了」

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デジタル大辞泉 「深泥」の意味・読み・例文・類語

しん‐でい【深泥】

《「じんでい」とも》どろが深いこと。また、そのような場所。深いぬかるみ。〈日葡

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普及版 字通 「深泥」の読み・字形・画数・意味

【深泥】しんでい

泥沼

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