海女の栲縄(読み)あまのたくなわ

精選版 日本国語大辞典 「海女の栲縄」の意味・読み・例文・類語

あま【海女】 の 栲縄(たくなわ)

あま海中に入る際、一端を舟に、他の一端を自分の腰に結びつけて危急の場合の命綱とした縄。
※元真集(966頃か)「うたがひになほもたのむかいせの海のあまのたくなはくりかへしつつ」
多く釣り針のついた釣り糸(日葡辞書(1603‐04))。
漁網を引いたり、上げたりするときに引く綱(日葡辞書(1603‐04))。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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