沸起・湧起(読み)わきおこる

精選版 日本国語大辞典 「沸起・湧起」の意味・読み・例文・類語

わき‐おこ・る【沸起・湧起】

〘自ラ五(四)〙
① 急に起こって広がる。また、内部から表面勢い良く出てくる。
読本忠臣水滸伝(1799‐1801)前「谿間より、敲蒸(かうじょう)として一道の山気滾起(ワキオコ)り」
※あきらめ(1911)〈田村俊子〉一七「今の境遇から急転化するやうな事件実際に湧き起ったら」
② 大きな騒ぎや喚声が起こる。
セルロイドの塔(1959)〈三浦朱門一八拍手松下の声をかき消すほど湧きおこった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android