デジタル大辞泉
「次第に」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しだい‐に【次第に】
〘副〙
① 序列に従って。順を追って。順々に。次々。
※能因本枕(10C終)八七「したひにしろきうす色などあまた重なりたり」
※今昔(1120頃か)二「
帝釈、此の申す所の事を
次第に具
(つぶさ)に聞給ひて」
② 変化が少しずつ目立たない程度に進むさまをいう。おもむろに。だんだんに。徐々に。
※
名語記(1275)三「次第にこゑのかはりて、きこゆる」
※
浮世草子・好色一代男(1682)三「浪は次第にあらく」
※
平家(13C前)二「夫末代の俗に至ては、
三国の
仏法も次第に衰微せり」
※浮世草子・
武家義理物語(1688)五「大殿御病気にならせられ、次第
(シダイ)に頼みすくなく見へさせ給へば」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報