漸次(読み)ぜんじ

精選版 日本国語大辞典 「漸次」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐じ【漸次】

[1] 〘名〙 段階過程
※梵舜本沙石集(1283)五本「戒によりて定をえ、定によりて智慧を得るは、仏法の通相、修行の漸次」
[2] 〘副〙 (「に」を伴って用いることもある) 次第に。だんだんに。漸々。
※即身成仏義(823‐824頃)「漸次修練不此身進入仏位、具如経説
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五四「クレーブランドの衆客も漸次(ゼンジ)に暇を告て去り」 〔天隠子‐漸門〕

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デジタル大辞泉 「漸次」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐じ【漸次】

[副]しだいに。だんだん。「老齢人口が漸次増加する」
[類語]ひたひた段段追い追い次第に徐徐に次第次第に歩一歩・一歩一歩・着着ちゃくちゃく日に日に日増しにようや年年ねんねん

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普及版 字通 「漸次」の読み・字形・画数・意味

【漸次】ぜんじ

次第に。

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