横瀬神社(読み)よこせじんじや

日本歴史地名大系 「横瀬神社」の解説

横瀬神社
よこせじんじや

[現在地名]西海町横瀬郷

丸山まるやまに鎮座する。古くは三社大権現と称した。祭神は天照皇大神・品陀和気命・天児屋根命。旧郷社。かつて鎮座していた神山祭礼喧嘩刃傷沙汰になったことから不浄の地とされ、寛文二年(一六六二)現在地に移ったと伝える。三社大権現とするのは、大神宮・八幡社・春日社の三社に由来するもので、その本地仏として十一面観音・聖観音千手観音を安置したが、うち二体は神山から掘出され、ほか一体は丸山から天保一三年(一八四二)に掘出して改めて祀ったという(大村郷村記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報