朝日日本歴史人物事典 「植松考昭」の解説
植松考昭
生年:明治9.3(1876)
明治時代の記者,評論家。石川県金沢生まれ。明治29(1896)年東京専門学校英語政治科を卒業し,31年,東洋経済新報社に入社。兵役による中断はあったが,雑誌『東洋経済新報』に筆をふるい,36年以降は主幹を務めた。自由主義経済の熱心な主唱者であると同時に,明治政治史への関心も深く,その方面の論文や著作もある。『自由貿易乎保護貿易乎』『明治史伝』などの著書がある。
(有山輝雄)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報