精選版 日本国語大辞典 「棘・荊棘」の意味・読み・例文・類語
おどろ【棘・荊棘】
〘名〙
※小川本願経四分律平安初期点(810頃)「若し石・樹の根・棘(オドロ)・刺(むばら)有らば、却くべし」
※能因本枕(10C終)四四「おとろなる垣ねなどに、いと白う咲たるこそをかしけれ」
④ 枯れた小枝。枝つきのたきぎ。雑木の小枝。
※浮世草子・近代艷隠者(1686)二「薪(ヲドロ)に薄(すすき)結(ゆい)まぜし築垣したる家あり」
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